VOC処理機能付きMGT方式のメリットが出る処理範囲
(1)MGT単体での運用の場合(+稼働変動対応システム)
MGT単体の処理風量が約120Nm3/min(約30℃)で、最大20,000ppmCのVOC処理能力を有しますが、制御的には濃度制御のセットポイントが18,000ppmCが常用運転範囲です。
(最大処理量 120×18,000=2,160,000Nm3・ppmC/min)
本システムでは平均処理濃度が10,000〜18,000ppmcで処理出来れば、大きな省エネ・CO2削減効果が得られますのでメリット範囲は1,200,000〜2,160,000Nm3・ppmC/minとなります。
<図 参照>
(2)MGT/酸化触媒式脱臭装置または蓄熱式脱臭装置併用の場合
MGT単体だけでは、処理能力が不足する場合は、酸化触媒式脱臭装置や蓄熱式脱臭装置等を併用することで、処理システムとしての能力を上げることが出来ます。
MGT単体だけでは、処理能力が不足する場合は、酸化触媒式脱臭装置や蓄熱式脱臭装置等を併用することで、処理能力を上げることになります。
MGTと同サイズ(約120Nm3/min)の酸化触媒式脱臭装置を併用すると、VOC処理能力は2倍となり、蓄熱式脱臭装置では、約1.5倍の能力アップに繋がります。<図 参照>
酸化触媒式と蓄熱式脱臭装置の処理能力のアップ度の違いは、両者のVOC処理時の自然領域に違いがあるためです。
MGT VOC処理範囲(+稼働変動対応システム)
図:MGT VOC処理範囲(+稼動変動対応システム)